神楽鈴・巫女鈴


神楽鈴・巫女鈴の豆知識


神楽鈴とは


神楽鈴は巫女が神楽舞(巫女舞)を舞う時に持つ鈴です。

神楽(かぐら)とは、「神座」(かむくら・かみくら)が転じたとされる言葉で「神の宿るところ」「招魂・鎮魂を行う場所」を意味し、そこでの歌舞が神楽と呼ばれるようになったとされるそうです。

元来、鈴には魔除け、神様を呼ぶ効果があると言われ、神社の参拝時に鳴らす鈴にも同じ意味があります。

また、この鈴は能楽や歌舞伎などで『三番叟(さんばそう)』を踊るときにも使用されますので三番叟鈴(さんばそうすず)とも言います。
三番叟とは神事儀礼の舞曲の一つで五穀豊穣、延命長寿、子孫繁栄を祈り、この鈴を持って踊ります。

神楽鈴の鈴は三段の輪状に付けられ、下から七個、五個、三個になっており、別名七五三鈴とも呼ばれております。

七五三と言うと子供の成長を祝う『七五三詣』が思い浮かびますが、古来中国の縁起の良い数字「奇数」に起因すると言われています。

また、この七五三の数字に因むものが神社にはもう一つあります。
それは神社の鳥居に付けられている注連縄(しめなわ)で注連縄の藁を、七束、五束、三束と垂らす型があり、しめなわは七五三縄とも書きます。

他にも果実がたくさん実を付けることを形容して『鈴なり』と言いますが、神楽鈴の鈴のつき方と似ているのでこの言葉が生まれました。

七五三詣でとつながっていたり言葉の語源になったり、神楽鈴は昔から日本人にはなくてはならない小道具の一つとなっております。





※音が出ますのでご注意ください。

神楽鈴と踊りの関係


踊り用品専門店の当店でなぜ神社で使う神楽鈴を扱っているかと言いますと、実は歌舞伎や日本舞踊でもこの鈴を使うからです。


三番叟(さんばそう)

歌舞伎や日本舞踊で三番叟(さんばそう)という曲にもこの神楽鈴を使います。
能の『翁』を三番叟中心に舞踊化・音曲化したものです。

三番叟の舞は、揉ノ段と鈴ノ段とがあり、神楽鈴を使うのは鈴ノ段です。三番叟に使用するので踊りの世界では三番叟鈴と言います。

東用と西用

この神楽鈴(三番叟鈴)には東用、西用があるのをご存知でしたか?





写真はどちらも東用です。何が違うかと言いますと鈴の付け方だそうです。

あいにく西用の鈴の画像がないのでわかりにくいかもしれませんが、東用は鈴が輪っかに小さなリングで取り付けてあり
西用は鈴が輪っかに直接取り付けてあります。固定はされておらず動くようになっていますが東と西で音色にどんな差があるのか聞いてみたいですね。

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