舞台衣装の選び方


日本舞踊(古典)ではそれぞれの曲に決まりものの衣装があります。

特別注文の衣装でありますし、曲ごとに買い揃えていくのは大変ですので通常は貸衣装を用います。新舞踊(歌謡舞踊)の場合は古典を題材にした曲や演歌などで踊ります。こちらは踊り手の好みで自由な衣装選びができ、舞台映えのする衣装が好まれます。
貸衣装ももちろん使いますが自前の衣装で踊られる方も多くいらっしゃいます。
ただ自由な衣装選びといってもある程度は決まり事があります。
 

【曲調について】


まず踊る曲が女性らしい曲か男性らしい曲か、そして基本的に小紋柄ではなく絵羽柄の着物を使用します。

女性らしい曲とは女性が主人公であったり、桜などの花が題材の曲などです。女性らしい曲にはやはり女性らしい衣装が合います。色合いが赤やピンク地で桜の花びらなど花の柄の衣装や小石、かすみなど、色も柄も華やかな衣装を着けます。
 
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男性らしい曲とは山や海、漁、祭りなどが題材の勇ましい曲などです。寒色のグレーや紺色地に波や山などの柄の衣装を着けます。
 
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舞台衣装の選び方・女踊りの衣装

女性らしい曲で踊る場合は女踊りと言います。 今日はその女踊りにつける衣装の選び方です。芸者を歌った曲には大胆な縞柄の裾引き(左)が合います。着流しなら吉原つなぎの柄(右)の着物でもよく合います。また、江戸(東京)という歌詞が入っていれば吉原つなぎの着物で間違いないです。吉原は江戸の吉原がルーツですからね。

 
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恋心を歌った曲は、花びらや桜、かすみ柄の着物がよく合います。色は淡いピンク系の着物がよいでしょう。女踊りで 何を歌っているかよくわからない時は、とりあえず、かすみ柄か花びらの柄の着物を着ておけば安心です。

 
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舞台衣装の選び方・男踊りの衣装


男踊りは勇ましい曲が多く、 衣装もその曲にあった柄に合わせた衣装が良いですね。山の曲には山やかすみの柄の着物。海の曲、漁師の曲には波の柄の着物。また粋な縞の柄など男踊り全般に合う柄も良いです。



                       男踊り用の着物                   荒波が勇ましい男踊り用の着物          粋な格子柄の男踊り用着物
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女性が男踊りを踊る際、男仕立ての着流しの着物で踊ることが多いですが、黒の留袖で後見結び帯を締めて踊ることもあります。
 
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