新舞踊について


新舞踊とは 日本舞踊をベースに身近な曲を題材にした踊りで、新日本舞踊や歌謡舞踊、創作舞踊とも呼ばれています。

踊られる曲目は演歌、民謡、歌謡曲で、これらの曲をモチーフに自身で自由に創作した振り付けをして踊ります。
 

基本は日本舞踊

新舞踊では日本舞踊の踊りを元に、演歌や歌謡曲などの曲に合わせて踊ります。
日本舞踊に比べて曲が短く1曲平均して約5分くらいの長さです。(日本舞踊の長唄などは30分)

また日本舞踊で踊る曲を端折って5分くらいに短くしたり踊りを簡素化したりすることもあります。

流行りの演歌や歌謡曲を題材にし、また日々のお稽古料、衣装や舞台の出演料など日本舞踊に比べて格段に安いので主婦層に人気が高く、公共のカルチャースクールなどでは必ずと言っていいほど新舞踊の講習会が開催されています。
 

新舞踊の歴史

歌舞伎や日本舞踊が江戸時代以前にできたのと違い、新舞踊は第二次世界大戦後に生まれたまだ歴史の浅い舞踊です。

戦後に民謡ブームや歌謡曲ブームがあり、その流行していた民謡、演歌、歌謡曲に振り付けを創作して踊るようになったのが新舞踊です。
新舞踊の流派の数は200とも300ともいわれており、日本全国はもとより、台湾などアジア圏にまで広がっています。
 

新舞踊の衣装、扇子

新舞踊では演歌や歌謡曲を元に振り付けがつけられるので、例えば海や波、漁師などが曲名や歌詞に含まれる曲は男踊りと言って勇ましい振り付け、桜などの花や恋愛を歌った曲などは女踊りと言っておしとやかな振り付けがつけられます。

衣装は男踊りなら大胆で男らしい柄の着物、女踊りなら華やかな着物を着ます。

日本舞踊のように決まった衣装が無く自由にその曲に合った衣裳を付けられるのも人気の一つです。

特に扇子は日本舞踊とは違いホログラム箔を使った派手な柄、原色を使った大胆な配色の柄などが好まれ、扇子を掘り投げてみたり扇骨の間に指を入れ振り回したり両手に扇子を持ったり手な振り付けをされるところも多くあります。

その大胆な踊りも人気の一つで、大衆演劇でも新舞踊的な踊りをされています。
 

新舞踊のこれから

このように新舞踊は今まで踊りをしていない人でも簡単にすぐに始められる舞踊なのですが、現在ベリーダンス、フラダンスなど習い事の多様化で、新しくお弟子さんが入ってこない状況が続いており、踊り人口の減少が懸念されます。
ただ、根強い人気の大衆演劇でも新舞踊的な踊りをされており、大衆演劇ファンが新舞踊に興味を持っていただければ・・・と思います。

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